バストランシーバ・双方向バスバッファとは?
バストランシーバとは、バスドライバとバスレシーバを一体化した回路素子で、バスや外部インターフェースなど双方向で信号をやりとりする際に使用されます。「トランシーバ」、「双方向バスバッファ」などとも呼ばれています。
バストランシーバ(Bus Transceiver)は、バストランスミッタ(Bus Transmitter)とバスレシーバ(Bus Receiver)からなる造語です。「トランシーバ」は一般に携帯無線機に広く用いられますが、電子回路においては双方向で信号を送受する回路ブロックや電子部品を指します。バストランシーバは名の通り、「送信機」と「受信機」の双方の機能を兼ね備え、一つの入出力端子でデータの送信および受信の両方ができます。入力と出力が分離したタイプと分離していないタイプがあります。後者は双方向バスドライバとも呼ばれます。バス側と入出力側のロジックレベルが反転しているタイプもあります。
バストランシーバの用途
バストランシーバは、データバス間の非同期双方向データ通信を目的として設計され、電気通信やデータ伝送などの分野で広く使用されています。