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    AC-DCコンバータIC

    AC-DCコンバータICはAC(交流電圧)をDC(直流電圧)に変換する集積回路です。一般的な家庭やオフィスには100Vや200VのAC電圧が供給されていますが、電気製品に組み込まれているほとんどの電子回路は5Vや12VなどのDC電圧で動作します。そのため、交流電流を直流電流に変換するAC-DCコンバータが必要となります。


    交流電圧を直流電圧に変換する整流方法には、全波整流と半波整流があります。全波整流はダイオードをブリッジ状に回路構成することで、入力電圧の負電圧分を正電圧に変換整流します。一方、半波整流は、ダイオード1個で入力負電圧分を消去し、直流に変換します。入力負電圧を使わない半波整流に比べ、全波整流の方が効率の良い整流方式です。


    AC-DCの変換方法


    AC電圧からDC電圧に変換する主な方法はトランス方式とスイッチング方式があります。用途に応じて適切な方式を選択する必要があります。


    • トランス式‐回路が簡単でノイズが少なく安価に作成できるというメリットがありますが、サイズが大きくなりまた発熱も大きいというデメリットもあります。

    • スイッチング式‐回路が複雑で原理上のスイッチングノイズが発生しますが、小型軽量化が可能で、発熱が少ないというメリットがあります。
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