コンデンサ放電ICは、コンデンサに充電された電荷を自動的に放電させる集積回路です。無負荷時消費電力や待機電力などを非常に低く抑える用途に用いられます。
たとえば、Xコンデンサ放電抵抗を備えた、スイッチング電源における電力損失の無駄を低減するCAPZero、超高電力密度でPowiGaNテクノロジを使用し、AC/DC コンバータのためのバルクコンデンサの小型化と突入電流マネジメントを実現するMinE-CAPは、人気商品で最も一般的に使用されています。
回路からコンデンサを外すときは、安全に放電を行う必要があります。通常の放電方法は、抵抗を挟んで電極をショートさせます。適切な値の抵抗器をコンデンサに両極に当て、抵抗でショートさせた瞬間に最大電流が流れ、放電中コンデンサの電圧が下がります。その他にも白熱電球を利用する方法もあります。
放電回路はコンデンサに蓄えた電荷を放電させることで接続されている負荷を動作させる回路です。たとえば、スイッチを電源側に接続するとコンデンサは充電され、電源電圧にまで電荷が蓄積すると充電は止まります。大電流を瞬時に放電できることから、カメラのストロボ、緊急時のバックアップ電源などに使用されます。