電源スイッチICは、電源のON/OFFを制御すします。通常は電源ラインに組み込まれ、電源シーケンスを実行しながら無駄な消費電力を削減するため、電源ラインのON/OFFを制御します。また、回路に異常が発生した時に遮断を行うことで、電源ラインを保護することもできます。
同一電圧の電源ラインに複数のデバイスが接続された場合には、スイッチICを組み込むことで各デバイスの動作/停止状態に合せて、電源ラインを個別にON/OFFすることができ、システムの消費電力を下げることができます。
電源スイッチICには、突入電流を抑制するソフトスタート機能や過電流制限機能、外部からの過電圧に対する保護機能など、さまざまな機能が搭載されています。そのため、電源ラインの保護・制御に幅広く対応することができます。
電源スイッチICは大きく3種類に分けられます。
システム機器の外部電源入力に挿入されて電源のON/OFF、複数の電源ソースの切換えが可能です。
システム機器内部においてそれぞれの負荷デバイスへの電源供給を個別にON/OFFすることができます。
システム外部のUSB機器へ供給する電力を制御でき、USBスイッチとも呼ばれます。