その他モニターケーブルのコネクタの違い
ディスプレイケーブルにはVGAケーブル以外にも多くの種類のケーブルがあります。 それぞれどのように違うのか、コネクタの違いから特徴を見ていきましょう。
DVI
DVIは映像信号のみに対応するケーブルです。 そのため、映像とともに音声を出力するには、別に音声用のケーブルを用意してください。 また、DVI-DとDVI-Iの2種類に分かれており、それぞれ次のような違いがあります。
DVI-DとDVI-Iの特徴
-DVI-D:24ピン。デジタル信号のみに対応する。
-DVI-I:29ピン。デジタル信号とアナログ信号の両方に対応する。
DVI-DとDVI-Iはデジタル信号にのみ対応するか、デジタル・アナログのいずれにも対応するかが違いとなるので、用途・目的によって選ぶようにしましょう。
以上のように2つの種類があるDVIですが、いずれも映像信号にのみ対応します。
DisplayPort
DisplayPortは映像信号と音声信号の両方に対応します。 そのため、音声ケーブルを準備しなくても音声の再生が可能。
最大8K映像にまで対応しているので、高音質映像と音声を両方楽しみたい場合に適するケーブルです。
映像・音声の両方に対応するもののテレビへの搭載はほぼなく、パソコンモニターによく搭載されています。
HDMI
HDMIも映像信号と音声信号の両方に対応するケーブルです。 映像機器で幅広く搭載されており、テレビ・パソコンモニター・ビデオカメラ・スマホ・ゲーム機などさまざまな機器が対応しています。 ただし、コネクタは一般的な形状と小型の形状の2種類にわかれるので、使用する機器にあわせて適切なものを選ばなければなりません。
画質はDisplayPortと同様に最大8Kまで対応しているので、テレビやゲームを高画質で再生したい用途に最適です。
USB Type-C
USB Type-Cは映像や音声だけでなく、充電機能も果たすケーブルです。 充電用ケーブルとしては、最大100Wの給電に対応。 コネクタは上下の差がなく、どちらを上にしても差し込めるようになっています。
映像・音声・充電とさまざまな用途で活用できますが、さらに変換アダプターを利用すれば、HDMI・DisplayPortをで接続する機器にも繋げられます。