Molex 圧着工具 電線対基板レセプタクル 圧着工具 63811-0000

端子に圧着工具を使用する場合、2つの圧着が同時に行われます。1つは導体と端子の間の電気的接続です。もう1つは、振動と張力に対するストレインリリーフとなる絶縁圧着です。電気的接続は、ワイヤと端子の間に空隙がない、気密接続にすることが重要です。隙間があると、腐食によって抵抗や過剰な熱が生じ、電気的接続を損なうおそれがあります。良質の圧着工具を使用することにより、完全な気密性の圧着を実現でき、将来における電気接続と絶縁の劣化を防止することができます。

Molexの高品質素材製手動圧着工具です。リールに巻かれた小型端子の圧着用に設計されています。この圧着工具は、2本のアングルハンドル、ラチェット機構、絶縁体と導体パンチで構成されています。リール端子は1インチのストリップに切断され、キャリアに挿入されます。キャリアは端子の位置を正確に合わせ、圧着処理中に端子がずれないように保持します。

このラチェットは、あらかじめ一定の圧力を設定済みです。ハンドルが完全に閉じてダイスが噛みあうまで、ロックされたままになります。圧着サイクルが完了するまで、ハンドルを開くことはできず、中途半端な圧着を防止することができます。圧着サイクルが完了すると、ハンドルが再び開きます。ラチェットにより、一貫した高精度の圧着を繰り返し行えます。ジャミングや端子の誤配置が発生した場合は、緊急ラチェットリリースレバーにより、ハンドルを簡単に開くことができます。

• 高品質素材
• リール端子を素早く終端処理
• 完全な圧着サイクルを実現するラチェット機構
• ラチェットリリースラッチ

この手動圧着工具はプロトタイプ作業向けで、製造用に設計された製品ではありません。

この圧着工具に対応する端子は？
この手動圧着工具は、ワイヤサイズ範囲32 ～ 26 AWGのMolex 50058 / 50079シリーズPicoBladeリール圧着レセプタクル端子に使用するように設計されています。50058シリーズ端子用の導体と絶縁パンチは、工具に付属しています。50059 シリーズ用の導体と絶縁パンチは、別途購入する必要があります。
50079端子用絶縁パンチ - Molex品番63811-3770
50079端子用導体パンチ - Molex品番63811-3702
工具キット(上記の両方を含む) - Molex品番63811-3770

Molexのこの手動圧着工具を使用して、正確にワイヤを取り付けます。機械式圧着技術を使用してワイヤを端子にリンクするワイヤ対基板接続を作成し、回路間の安定した確実な接続を確保します。ラチェットシステムにより、端子をロックダウンキャリアに通すことができ、最高品質の圧着を効率的に生成することができます。これにより、毎回完全な圧着サイクルが実現されます。この工具は、32 → 26 AWGのワイヤサイズに対応するため、汎用性の高い製品です。

• リール端子と互換性があるため、簡単にアクセスでき、きれいな圧着が可能
• 人間工学に基づいた設計により、繊細な作業を正確に制御

• ケーブルおよびワイヤ管理
• 通信機器

この圧着工具は、Molex 50058及び50079シリーズのPicoBladeリールレセプタクル端子で使用できます。

Molex手動圧着工具