ステッピングモータ
ステッピングモータとは、一定の回転角度ずつ回転するモータです。ステッパーモータ、パルスモータなどとも呼ばれ、電源のON/OFFが繰り返されるパルス信号により回転角度と速度を精密に制御できます。
サーボモータとステッピングモータの違い
[サーボモータ](/ web/c/automation-control-gear/electric-motors/servo-motors/)が中・高速域においてフラットにトルクを発生させられるのに対し、ステッピングモータのトルク特性はフラットではなく、低・中速域のトルクが高く、高速域ではトルクが下がってきます。
ステッピングモータの仕組み
ステッピングモータは、軸方向に磁化された永久磁石を備えたローター(回転子)と、巻線が巻かれたステータ(固定子)で構成されています。ステータ巻線に流れる励磁電流を切り替えることで、モータ固有の回転角またはステップ角で歩進します。
ステッピングモータの種類
一般的には、巻線構造によって、2相、3相、5相に分類されます。また、回転子の構造によってVR型、PM型、HB型の3種類に分類できます。それぞれに特徴があり、用途によって適切な使い分けが必要です。
ステッピングモータの用途
これらのデバイスは主に位置決め精度が要求される用途で使用されます。用途例:
- 医療機器
- 製造装置
- 分析機器
- 3Dプリンター
- 監視カメラ
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