測温抵抗体・RTDセンサとは?
測温抵抗体は、RTDセンサとも呼ばれ、温度変化による内部抵抗の変化を測定するセンサです。金属または金属酸化物が温度変化によって電気抵抗値が変化する特性を利用し、その電気抵抗を測定することで温度を測定します。使用する金属には一般的には特性が安定して入手が容易である白金(Pt100)が用いられます。Pt1000などのより高い純度レベルも利用可能です。測温抵抗体は、現在熱電対と並んで、最もよく使用される温度センサです。
測温抵抗体・RTDセンサの特長
- 温度範囲:-250 ℃ → +850 ℃
- 温度による高い電気抵抗変化率
- 高精度に温度を測定
- 長期にわたり安定性を維持
測温抵抗体・RTDセンサの用途
測温抵抗体は長年にわたって研究室や工業プロセスで温度計測に使用されます。電気的ノイズの影響に比較的耐性があるため、工場などの環境内、特にモーター、発電機やその他の高電圧を使う機器、装置での温度測定に適しています。