リニアガイドは、荷重の直線動作をガイドしながら高荷重に耐えられる機構となっています。高耐荷重かつ高剛性の設計になっており、 通常は、ステンレススチールなどの高強度の亜鉛めっきスチールで作られているため、耐腐食性を備えています。
リニアガイドの仕組み
リニアガイドは、レール上に形成されたボール溝に沿ってローラーエレメントが再循環する機構と、直線的に動くボールスライドで構成されています。ボールねじアセンブリに似ていますが、 ベアリング又はローラーは、リターンガイドによってレールでの循環方向を強制的に変更され、 無限の循環動作を繰り返します。これにより、摩擦が少なく、高精度かつ精密な動作を実現しながら直線方向のコンポーネントの荷重に対応できます。
リニアガイドの用途
リニアガイドは、高精度の位置決めが必要な検査装置及び製造装置で機械テーブルを移動するために使用されます。また、機械切削工具やマテハンロボットでも使用されます。
リニアガイドのその他の一般的な用途は、次のとおりです。
- 包装機械
- 医療技術
- プレス
- 航空宇宙アセンブリ
- 自動化された組み立て / 生産ライン
- ロール紙の搬送