タンタルコンデンサとは?
タンタルコンデンサとは、タンタル金属粉を焼結させた陽極、五酸化タンタルの誘電体、固体二酸化マンガンの電解質からなる電解コンデンサです。
タンタルコンデンサの特徴
タンタルコンデンサは小型・大容量で、優れた周波数特性、温度特性そして安定性を備えています。静電容量の経時変化は小さい。ただし故障時にはショートするため、保護回路が必要になる場合があります。
タンタルコンデンサの種類
タンタルコンデンサは、採用する陰極方式の違いによって、二酸化マンガン(MnO2)、導電性高分子(ポリマー)、湿式の3種類があります。
タンタルコンデンサの用途
タンタルコンデンサは特に医療産業、航空宇宙産業、エレクトロニクス産業など幅広い分野で利用されています。タンタルコンデンサはアルミ電解コンデンサよりも遥かに安価で、はんだ処理に対する耐性も優れているため、表面実装形式で広く使用されています。
タンタルコンデンサのメーカー
RSでは、RS PROをはじめ、京セラ AVX、ローム、松尾電機などのタンタルコンデンサ製品を豊富に取り揃えています。
なお、コンデンサの静電容量単位や標準数列の読み方などの詳細については、コンデンサガイドページをご参照ください。