コンデンサの主な役割は、電気の蓄積・放出を行うだけではありません。
- 電圧の安定
- 直流電気の絶縁
- 信号の取り出し
- ノイズの除去
コンデンサの基本となる役割である電気の蓄積・放出は、電圧の変化を吸収し、電圧を安定させることにも役立ちます。ただし、蓄積・放出を行うのは交流電気だけであり、直流電気は絶縁されます。そのため直流電気については絶縁体として用いることもでき、交流電気のみを通す仕組みを利用して、信号の取り出しのために活用することも可能。周波数を検知することで、信号をよりわけて取り出すことができます。
また、電気が通る際に生じるノイズの除去もコンデンサの重要な役割のひとつ。分岐回路により抵抗のない回路を作ることにより、交流成分であるノイズはコンデンサへと流れるため、ノイズ除去効果が発揮されます。以上のようにコンデンサとは、電圧や電流を調整する上でさまざまな役割を担う電子部品です。