固定形油圧シリンダ(ラム)は、油圧システムで直線動作を行ったり、力を加えたりすることを可能にする機械式アクチュエータです。これは、油圧オイルからの圧力をピストンを介して動作ポイントに伝えます。固定形シリンダは機械式ギヤやレバーなしで動作する、機械の固定コンポーネントです。対して、ポータブルシリンダは、多くの1回限りの用途向けの可動バージョンです(リフト又はプルタイプとして分類されます)。
固定形油圧シリンダは何に使用しますか?
固定形油圧シリンダには、広範な構成、さまざまなサイズ及び特別なデザインのものがあります。シリンダは、産業用途(油圧プレス、クレーン、鍛造、コンパクタ、梱包機械など)及び移動式用途(農業機械、建設機器、海洋機器など)の両方で使用されます。移動式機械産業では、直線動作をほぼ油圧シリンダのみに頼っています。
固定形油圧シリンダの種類
最も一般的な3種類の構造は、タイロッド、溶接ロッド及び伸縮式です。またこれらのすべてに、単動式と複動式があります。それぞれの種類が、エンドキャップのシリンダバレルへの取り付け方法、及び内部の微妙な差異に応じて異なる方式を使用します。また、固定形油圧シリンダには、さまざまな用途に合わせた幅広いサイズがあります。