DC-DCコンバータとは?
DC-DCコンバータは、トランス(スイッチングレギュレータ)を利用して電圧変換を行います。トランスによって入力側(1次側)と出力側(2次側)が電気的に絶縁されているため絶縁型と呼ばれます。その他にコイルを利用したチョッパ方式のDC-DCコンバータを非絶縁型と呼ばれます。
DC-DCコンバータでは降圧、昇圧、昇降圧の割合をトランスの巻数比によって実現します。主に産業機器(FAセンサ・制御機器)や医療機器など、障害時に高い安全性が要求される場合に使用されます。
DC-DCコンバータの種類
DC-DCコンバータに様々なタイプがありますが、最も基本的なのはフライバックコンバータとフォワードコンバータです。
- フライバックコンバータ‐トランジスタがOFFした時にエネルギが伝達されます(ON-OFF方式)。小容量タイプで制御が簡単です。
- フォワードコンバータ‐トランジスタがONした時エネルギが伝達されます(ON-ON方式)。大電力を供給する場合に多く用いられます。