SSRヒートシンクは、ソリッドステートリレーの熱を放散し、安全な動作温度を維持できるようにするリレーアクセサリです。ソリッドステートリレーは熱を発生するので、熱の管理に失敗すると、リレーが故障したり、破損したりします。
SSRヒートシンクは、銀、金、銅、アルミニウムなどの熱伝導性の高い材料でできています。アルミニウムは入手の容易さと低コストのためよく利用されています。放射熱の放散を向上するため、通常は黒色陽極酸化仕上げが施されています。ヒートシンクはソリッドステートリレーにしっかりと取り付けられています。
ヒートシンクには、垂直方向にフィンがついていて、温められた空気が流れます。通常、補助装置としてファンもついています。フィンにより、表面積が広くなり、空気を冷却できます。冷却された空気は環境に放出されるため、換気が重要です。ヒートシンクの性能は、熱インピーダンス(熱エネルギーの伝導に対する抵抗)によって測定されます。熱インピーダンスの値が小さい場合、熱伝導効果が高いことを意味します。
SSRヒートシンクを選択する場合、サイズ、フォームファクタ、熱インピーダンスの値、取付方法などを考慮する必要があります。
RSでは、RS PROをはじめ、Schneider Electric、Crouzet、OmronなどのSSRヒートシンク製品を豊富に取り揃えています。