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    スイッチングダイオード

    スイッチングダイオードとは?

    スイッチングダイオードはスイッチのように電源回路を開閉する目的で使われるダイオードです。電源がアノードからカソード(順方向)へ電圧をかけると電流を流し (オン)、カソードからアノード(逆方向)へ電圧がかけると電流を止めます(オフ)。スイッチングダイオードはオン状態から完全なオフ状態になるまでに必要な時間が短いため、他のダイオードと比較してスイッチング特性が優れています。

    スイッチングダイオードの使い方

    通常、シリコンダイオードと抵抗を組み合わせた回路や、簡易的な論理回路におけるスイッチングとして利用します。整流や検波用としても使われます。小信号をスイッチングするのに適していますが、電源回路における大きな電流の流れを制御するような用途にこのダイオードは使えません。回路保護装置として使用できるため、スイッチングダイオードの上流側のデバイス(マイクロコントローラなど)が逆電流で破壊されないようにすることができます。

    スイッチングダイオードの種類

    電気特性や寸法、用途などによって分類すると、さまざまな種類があります。一般的に使われるスイッチングダイオードとして、オンセミの1N4148が有名です。小信号用ダイオード1N4148は、シリコンエピタキシャル構造の高速スイッチングダイオードで、比較的小電流の回路における、整流やスイッチングといった用途に最適です。

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