カウンタIC・カウンタ回路とは?
カウンタICは、外部から入力されたクロックをカウントし、その結果を出力するICです。
カウンタICは出力するデータの形式により、2進カウンタや10進カウンタなどに分類されます。
- 2進カウンタ - 0から1つずつ数を足して行く時に、1に1を足した瞬間に「桁上がり」が発生
- 10進カウンタ - 0から1つずつ数を足して行き、9に1を足した瞬間に「桁上がり」が発生
カウンタICの構成
カウンタICを構成する論理回路(カウンタ回路)には、フリップフロップが使われています。フリップフロップは1ビットの情報を記憶する機能があります。この論理素子を組み合わせることにより、様々なカウンタICが作られます。
カウンタIC・カウンタ回路の種類
- クロックジェネレータ(クロック発生器) - 一定の周波数の信号を定常的に発生させ、電子機器にタイミングを伝えることができます;
- シフトレジスタ - フリップフロップ回路(レジスタ回路)を連結し、クロック信号が入力される度に記憶された内容が隣の回路に移動していきます;
- ディバイダー(分周器) - クロック信号を分周して音源波形を作るもので、出力が平均律のスケールになるように分周比が固定されています。