モータードライバICとは?
モータードライバICは、モーターを制御するためのICです。制御回路を1つのICで実現でき、モーターの調整から駆動までを自由に制御できるようになります。
モータードライバICの種類
モーターの種類に応じてに、モータードライバにもそれぞれのモーターに適合するタイプがあります。
- DCモータ‐DCモータドライバは、電磁石に流す電流の向きを切り替えることで回転方向の制御を行います。DCモーターは安価なため、家電製品をはじめ様々な用途に使われます。
- ブラシモータ‐ブラシモータドライバを使用すると入力する信号の組み合わせによってモーターの回転の向きを制御したり、PWM信号を使って回転速度を制御したりすることができます。
- ブラシレスモータ‐PCの冷却ファンやその他の比較的高効率動作で高信頼性が必要なアプリケーション用途で用いられます。
- ステッピングモータ‐モーターの回転に対する高度な制御が可能な点に特徴があり、FA向けの高精度なアクチュエータ制御などの工業用途やプリンターなどの民生機器に用いられます。
モータドライバICのトポロジー
トポロジーは、回路構成を指します。RSコンポーネンツでは、ハーフブリッジ、フルブリッジ、バイポーラ、PWMなど豊富なトポロジーの製品を用意しています。製品の選択には用途や電力容量により最適な構成を考慮することが必要です。