タッチスクリーンセンサICとは?
タッチスクリーンセンサICは、タッチスクリーンコントローラとも呼ばれる半導体デバイスの一種で、画面上でユーザーが行う操作を、デバイスに読み取れる信号に変換します。このデバイスは、LCDに搭載されているタッチセンサの入力を検出するように設計されています。タッチスクリーンコントローラは、機械や専用機器の制御パネルとしてディスプレイ画面を利用する製造業やエンジニアリング業界で標準と見なされています。
タッチスクリーンセンサICの動作
タッチスクリーンセンサICを、タッチ操作を電子的に伝えるセンサに接続すると、 マウスやキーパッドの代わりにタッチスクリーン機器を入力機構として使用できるようになります。このICには、ペンスタイラス割り込み入力を備えたものもあります。この機能により、スタイラスペンが使用されている場合にのみタッチスクリーンを動作させることができるので、省エネモードという利点が加わっています。
タッチスクリーンセンサICの種類
タッチスクリーンセンサICには、次のようなさまざまなタイプがあります。
静電容量型タッチスクリーンコントローラ - このICは、二酸化インジウムを塗布したスクリーンパネルに適合するように設計されています。このフィルムのコーティングにより、センサ全体に一定の電流が流れ、画面に触れたときの電荷の変化を検出できるようになっています。
抵抗膜タッチスクリーンコントローラ - このICは、電気的抵抗層を生成します。この層の抵抗の変化は、接触イベントとして識別され、 コントローラがそれを捕捉してデータを処理します。
静電容量方式と抵抗膜方式のタッチスクリーンデバイスは、どちらもデジタル化されています。タッチスクリーンデジタイザは、アナログタッチコメントをデジタル信号に変換するように設計されたICです。
これらのICには、さまざまなインターフェイスタイプのデバイスもあります。たとえば、UART (ユニバーサル非同期レシーバ-トランスミッタ)、 シリアル、 SPI (シリアルペリフェラルインターフェイス)、シリアルSPIなどが該当します。また、IC自体にもさまざまなピンが多数組み込まれています。
タッチスクリーンセンサICの用途
タッチスクリーンセンサICは、次のようなさまざまな用途で広く使用されています。