ZigbeeシステムオンチップSOC Silicon Labs

EM351/EM357x/EM358x/EM359xは、完全に統合されたZibgee / IEEE802.15.4システムオンチップです。 それぞれに、2.4 GHz、IEEE802.15.4-2003対応トランシーバ、32ビットARM® Cortex-M3マイクロプロセッサ、フラッシュ及びRAMメモリ、各種ペリフェラルが内蔵されています。
このトランシーバはIEEE802.15.4-2003規格のダイナミックレンジ要件を15 dB以上超えています。受信チャンネルフィルタ機能を集積することで、IEEE802.11-2007やBluetoothなどの他の通信規格との2.4 GHzスペクトラムでの共存が可能になります。 レギュレータ、VCO、ループフィルタ、そしてパワーアンプが内蔵されているため、外部コンポーネント数をさらに削減できます。 オプションの高性能無線モード(ブーストモード)は、ソフトウェアで選択して、ダイナミックレンジをブーストできます。
32ビットARM® Cortex-M3マイクロプロセッサは、高性能、低電力消費、効果的なメモリ利用向けに最適化されています。
データ及びプログラムの保存に、128又は512 kB、そして12 → 64 kBの統合メモリRAMの中からお選びください。 EM35xx用のEmberソフトウェアは、効果的なウェアレベリングアルゴリズムを採用し内蔵フラッシュの寿命を最適化しています。
ZigBee及びIEEE802.15.4-2003規格によって課される厳格なタイミング要件を維持するため、これらのチップは多数のMAC機能、AES128暗号化アクセラレータ、そして自動CRC処理をハードウェアに装備しています。 MACハードウェアは、自動ACK転送及び受信、自動バックオフ遅延、転送用の空きチャンネル判定、受信パケットの自動フィルタリングを処理します。
EmberパケットトレースインターフェイスもMACに統合されているため、Ember開発ツールでのあらゆるパッケージの非侵入型キャプチャが可能です。
高度な電源管理機能を備え、長いバッテリ寿命を可能にしています。 高周波内部RC発振器により、ウェイクアップ時にプロセッサコアでコードを迅速に実行できます。 RAMの内容を維持しながら電力消費が2 μA未満のさまざまなディープスリープモードが用意されています。 ユーザー定義のアプリケーションに対応するため、オンチップペリフェラルには、オプションのUSB、UART、SPI、TWI、ADC、汎用タイマ、最大24個のGPIOが含まれます。 さらに、内蔵電圧レギュレータ、パワーオンリセット回路、そしてスリープタイマも用意されています。
また、標準のシリアルワイヤ及びJTAGインターフェイスを使用し、ARM Cortex-M3コアの強力なソフトウェアデバッグ及びプログラミングを実現します。 内蔵された標準ARMシステムコンポーネント: フラッシュパッチ / プレークポイント(FPB)、データウォッチポイント / トレース(DWT)、計装トレースマクロセル (ITM)、高度内蔵型トレースマクロセル(ETM)

対象用途例:
- スマートエネルギー
- ビルオートメーション及び制御
- ホームオートメーション及び制御
- セキュリティ及び監視
- ZigBeeワイヤレスセンサネットワーキング

EM35xx製品オプション:
EM357-ZRT (RS 905-4435)、12 kB RAM、192 KBフラッシュ、48ピンQFNパッケージ
EM3582-RT (RS 905-4444)、32 kB RAM、256 KBフラッシュ及びUSB、48ピンQFNパッケージ
EM3586-RT (RS 905-4447)、32 kB RAM、512 KBフラッシュ及びUSB、48ピンQFNパッケージ
EM3588-RT (RS 905-4441)、64 kB RAM、512 KBフラッシュ及びUSB、48ピンQFNパッケージ
EM3591-RT (RS 905-4450)、32 kB RAM、256 KBフラッシュ、56ピンQFNパッケージ
EM3592-RT (RS 905-4453)、32 kB RAM、256 KBフラッシュ及びUSB、56ピンQFNパッケージ
EM3596-RT (RS 905-4457)、32 kB RAM、512 KBフラッシュ及びUSB、56ピンQFNパッケージ
EM3598-RT (RS 905-4466)、64 kB RAM、512 KBフラッシュ及びUSB、56ピンQFNパッケージ

開発キット(EM35x-DEV)もあります。