ベアリングは軸受とも呼ばれ、機械の回転をなめらかにして、摩擦を低減する伝導機器です。通常は内輪、ボール、外輪の三層で構成されています。外輪を機械に固定して、内輪のなかに軸をはめ込むことで、軸を安定させ、なめらかに回転させます。ベアリングは航空宇宙や風力発電機、自動車など、幅広い用途に使用されています。
ベアリングを取付ける際に、軸受ユニットが必要となります。軸受ユニットにはピロー形、角フランジ形、菱フランジ形など、様々な形状があります。
ボールやころなどの転動体を使った転がり軸受は、最も一般的使用されているベアリングです。転動体の形状により大きく「ボール」と「ころ」の二種類に分けられています。
**ボールベアリング(玉軸受け)‐**転動体が球体で、接触面積が少ないことにより高速回転用途に適しています。
**ローラベアリング(ころ軸受)‐**転動体が円柱状のころなので、ボールベアリングに比べ、より大きな接触面積を持っています。そのため、高負荷荷重用途に適しています。
ベアリングを選択する際には、用途に応じて以下の仕様を検討する必要があります。