ボールベアリングは、玉軸受とも呼ばれ、回転軸との間に金属球(玉)を入れ、その転がりによって摩擦を低減する軸受です。
構造
ボールベアリングは、2つの軌道輪(内輪と外輪)とボールの3層で構成されます。また、内輪と外輪の間に玉が詰め込まれており、玉を一定の間隔で正しい位置に保持する「保持器」が必要です。
種類
ボールベアリングは、ラジアル荷重を受けるラジアル玉軸受と、アキシアル荷重を受ける玉軸受に分けられます。
アンギュラ玉軸受:内輪、ボール、外輪の接点を結ぶ直線が軸方向に対してある角度(接触角)をもっています。
深溝玉軸受:軌道輪内の溝の寸法がそこを転がるボールの寸法とほぼ同じになっています。
自動調心玉軸受:外側の軌道輪の軌道が球面になっており、その曲率が軸受中心と一致しています。
ミニチュア玉軸受:軸受外径が9mm未満の玉軸受です。