アースストラップ(接地ストラップ)は、安全性を保つため、電気システムを地面の導電面に接続します。システムで障害が発生した場合、過電流の出口となり、電流が地面に流れることができます。
アースストラップも、一般的に帯電防止デバイスとして使用されます。作業者などが精密な電気機器を扱っている場合、火花が飛び散り、機器が損傷する可能性があるため、静電気の発生を防止する必要がある場合があります。
障害発生時、アースストラップは、機器又は作業者から電流をそらし地面に流して、保護します。電流が高すぎる場合、回路は磁気遮断器などのデバイスによって保護する必要もあります。
アースストラップには、大きく2つの種類があります。人の身体で使用するものと、機器で直接使用するものです。
帯電防止アースストラップは、手首に巻いて、クランプを介してアース導体に接続します。機器向けアースストラップも同様に、機器に巻き付けられ、アース線を介してアース導体に接続されます。