スルーホール型抵抗器とは?
スルーホール型抵抗器は、リード抵抗器とも呼ばれ、回路にリード線を用いて接続する固定抵抗器です。固定抵抗器は、既定の値が決められた抵抗であり、電圧範囲の値を調整できる可変抵抗器とは異なります。
スルーホール型抵抗器は、屈曲可能なリード線が付いており、それが基板の穴に自動又は手動で挿入されます。通常、一般的な用途向けは金属皮膜で、高許容差が求められる機器向けは炭素皮膜で構成されています。
スルーホール型抵抗器の種類
スルーホール型抵抗器には、両端にリード線があるアキシャルタイプ、リード線を下向きにしたラジアルタイプ、プリント基板に端子を抜き差しできるプラガブルタイプの3種類があります。また、実装方法によっては自動実装可能な物、実験用基板への実装や試作など、はんだ付けを必要としない用途に適したタイプもあります。
スルーホール型抵抗器の用途
一般的に、自動車、電気通信、計測器、(信号発生器、電子部品測定器)医療機器の産業に使用されます。はんだ付けを必要としないタイプは、大型回路基板や試作プロジェクトにも適しています。