LVDSインターフェイスICは、高速シリアルデータ伝送を実現する半導体デバイスです。LVDSは低電圧差動信号の略語で、ANSI/TIA/EIA-644-Aとして標準化されています。LVDS ICは銅ケーブルを使用して、低電力で大量のデータを高速かつ安定的に伝送できます。
種類
- LVDSバッファ - 入力信号のコピーを複数作成して複数の負荷に分散すると同時に、高速の立ち上がり/立ち下がり時間と低ジッターを実現できる半導体ICです。また、LVDSリピータと併用することもできます。
- LVDSシリアライザ・デシリアライザ - シリアライザは、パラレルデータを低電圧差動信号(LVDS)の高速シリアルデータストリームに変換します。デシリアライザは、シリアライザのシリアル出力を取得してパラレルに変換します。
- LVDSレシーバ - LVDSの特性を実現するデバイスです。一部のレシーバは、電力消費が非常に低く、入力信号と出力信号を分離し、基板にレイアウトしやすいフロースルーピン構成となっています。
- LVDSリピータ - リピータICは、LVDS技術を使用して入力信号と出力信号を分離します。このデバイスは単一のLVDS入力を受け入れて単一出力で信号を複製するように設計されています。
- LVDSトランスミッタ - LVDSトランスミッタICは、定電圧電流をワイヤに流します。この電流の方向でデジタルロジックレベルが決まります。
用途
- グラフィックス
- バックプレーンデータ伝送
- デジタル表示機器
- ポイントツーポイントデータ伝送