配線ダクトは、機器の配線を保護するために用いられます。配線ダクトの材質は主にプラスチックや金属が使用されています。設置の必要性に応じて、硬質の材料製、軟質の材料製があります。
配線ダクトは、多くの電線を安全にまとめて整理するケーブル管理システムに使用されます。特に、潜在的な危険性がある場所で使われます。環境または天候に関連した条件(湿気、極端な温度など)によって、配線ダクト、ケーブルグランド、保護ケーブルスリーブなどの用具を選ぶことができます。
導線やケーブルを、つまずいたり引っ掛けたりする危険のある場所で配線する場合は、モールやフロアトランクを使用します。一方、配線ダクトは、ケーブルが上部にあったり隠れたりする場所に使用されるのが一般的です。開放された床面を横切るケーブル配線には、安全のために専用のケーブルプロテクタやケーブルカバーを採用します。
配線ダクトは、壁面に取り付けたり、埋め込んだり、部分的に隠したりする電線を保護するためによく使われます。また、便利なケーブル管理用として、配線全体の外観をすっきりさせるのにも役立ちます。日常的な例としては、天井を横切る配線、屋外配線、地下ケーブル配線、壁の中や周囲に追い回す配線などがあります。
配線ダクトで保護されたシース付きケーブルを使用することで、衝撃や切断、一般的な損傷や劣化、環境条件から保護することができます。また、電流や電圧の偶発的な露出から、人を保護するのにも役立ちます。
このガイドでは、配線ダクトの種類など、配線ダクトの基本について説明します。また、屋内、壁面、屋外での幹線ケーブルの切断と設置方法についても紹介します。まずはじめに、配線ダクトとケーブルコンジットの関係、類似点、相違点について説明します。