オペアンプとは?
オペアンプ(OPアンプ)とは、演算増幅器とも呼ばれ、微弱な入力信号を増幅して出力するICです。アナログICとしては、最も基本的なICです。信号増幅やフィルタ、演算回路など様々な用途に使われます。
オペアンプの原理
オペアンプの基本原理は2つの入力の差をK倍して出力するものです。Kはオペアンプの増幅率(ゲイン)でオープンループゲインと言います。
オペアンプの種類
オペアンプの種類としては、用途、性能、構造などの違いによって単電源、CMOS、高精度、高速、差動(計装)などのように細かく分類されます。よく使われているのは両電源オペアンプ、単電源オペアンプ、CMOSオペアンプ、レール・ツー・レール(Rail-to-Rail・フルレンジ)オペアンプの4つです
- 両電源(汎用)オペアンプ - 電源はプラスマイナスの「両電源」動作をしているオペアンプです。発振などが発生しなく、安定に動作します。;
- 単電源オペアンプ - 単電源動作が可能なバイポーラ構造をしているオペアンプです。レール・ツー・レール動作は含まないです;
- CMOSオペアンプ - レール・ツー・レールは保証していないが、定電圧動作、低消費電流などで特徴のあるCMOS構造のオペアンプです;
- レール・ツー・レールオペアンプ(フルレンジオペアンプ) - 汎用オペアンプの場合、扱える入出力電圧は電源電圧よりも小さくなります。対策としてレール・ツー・レールオペアンプが開発されました。レール・ツー・レールオペアンプでは、入出力電圧のダイナミックレンジが電源電圧と同じになります。