JFET(N・Pチャネル型)とは?
JFETは、接合型電界効果トランジスタ(Junction Field-Effect Transistor)の略です。電流制御であったバイポーラトランジスタに代わって、電圧制御素子として用いられています。高入力インピーダンス、低ノイズが特長で低ノイズ増幅器回路、インピーダンス変換などに使用されています。
JFETの動作
JFETは、ゲート端子への逆バイアス電圧を使用して制御されます。 接合型電界効果トランジスタは通常、ゲートとソースピンの間に電圧がないときにオンになっています。
JFETの構造
電荷を集めるソース(Source)、電圧印加によって制御を行うゲート(Gate)、電荷を出力するドレイン(Drain)、三つの端子を持つJFETには、Nチャネル型とPチャネル型の2種類があります。
- Nチャネル型‐NチャネルJFETは、n型半導体をベースに、p型半導体をゲートに用いたJFETです。ゲートに電圧印加をしない状態でドレイン・ソース間に電流が流れ、ゲートにマイナス電圧を印加するとオフ状態となります。
- Pチャネル型‐PチャネルJFETはNチャネル型と逆で、p型半導体をベースに、n型半導体をゲートに用いたJFETです。ゲートに電圧印加をしない状態でオンになり、プラス電圧を印加するとオフ状態となります。