コンタクトプローブ

コンタクトプローブとは

コンタクトプローブを利用すれば、はんだ付けやコネクタ接続をせずにプリント基板や電子部品の検査を行うことができます。そのため、検査対象物に合わせて、数多くのサイズや先端形状を取り揃えています。

コンタクトプローブの名称と構造

先端をプランジャー、本体をバレルと呼び、先端のコンタクト性向上だけでなく、バレル内部のバネ圧や構造を最適化することで固有抵抗およびバレル内部の接続抵抗値の安定化を図っています。バレル(内部・外部共)は金メッキを施すことで腐食防止しています。ソケットも接触抵抗と腐食防止のために金メッキを施してあります。また構造上、細いコンタクトプローブははんだ付けしたリード線が隣のソケットとの接触を防止するため、ソケットにリード線を付属させています。

コンタクトプローブ用ソケットの使用方法

ソケットは一部に太い部分(圧入リングもしくは3点リブ)があり、そこを圧入することでソケットを止めます。取り付け穴サイズの精度は十分に注意してください。ベースになるアクリルやデルリンなどに、圧入リングもしくは3点リブよりも少し細かい穴を開けてソケットを圧入します。リングやリブで保持することになりますので、ベースはあまり厚くなくても大丈夫です。

コンタクトプローブの接触抵抗を小さくする方法

接触抵抗を小さくするには接触面積を大きくするために、より太いプローブを選択するか、スプリング圧力の高いプローブを選択してください。
プランジャーが動く(摺動する)と抵抗値は一時的に高くなります。抵抗値が安定するのはプランジャーが止まった位置ですが、カタログのフルストロークの3分の2の位置が最も安定します。(フルストロークが3mmのプローブの場合、2mmのストローク寸法を推奨します。)

コンタクトプローブの種類と先端形状の選び方

三角錐ヘッド(SAH) ■三角錐ヘッド(SAH)
スルーホール向
※先端から3方向の面で三角錐を形成しているので、角があるためコンタクト性が良い。スルーホールに最適。
円錐ヘッド(ENH) ■円錐ヘッド(ENH)
スルーホール向
※先端から円錐形となっているので、角がなくスルーホールに傷をつけにくい。
王冠(OW) 王冠ヘッド(OWH) ■王冠(OW)
はんだ面、面実装、リード線の出ている部品向
■王冠ヘッド(OWH)
はんだ面、面実装、リード線の出ている部品向
※先端は鋭角な四ツ割になっており、コンタクト性が良い。
ピント(PO) ■ポイント(PO)
※先端は鋭角なので、狭ピッチな場所に良い。
カップ(CU) カップヘッド(CUH) ■カップ(CU)
測定端子、コネクタ向
■カップヘッド(CUH)
測定端子、コネクタ向
※測定端子やコネクタ内部の尖った端子カップで受けられる。
フラット(FL) フラットヘッド(FLH) ■フラット(FL)
測定端子、コネクタ向
■フラットヘッド(FLH)
測定端子、コネクタ向
※測定端子やコネクタ内部の少し広めの端子をコンタクトする。
ラジアスヘッド(RAH) ■ラジアス(RA)
銅箔面
(接触面に傷をつけにくい)
■ラジアスヘッド(RAH)
銅箔面
(接触面に傷をつけにくい)
※プリント基板やフラットケーブルなどに傷をつけにくい。
ダイヤヘッド(DAH) ■ダイヤヘッド(DAH)
はんだ面、リード線の出ている部品向
※先端は約90度で9山前後の突起で接触するので、凹凸のある面でもコンタクト性が良い。

特徴あるコンタクトプローブ

最近の鉛フリーはんだで製造される基板も多くなり、従来のはんだと比較してフラックス面が厚くなる傾向にあります。先端形状が四ツ割の王冠(OWもしくはOWH)タイプはフラックスに負けないように先端を鋭角にすることでコンタクト性と共にフラックスが詰まりにくいセルフクリーニング機能もあります。先端がフラット(FLもしくはFLH)タイプもしくはカップ(CUもしくはCUH)タイプはテスト端子をコンタクトするのに最適です。