USBインターフェイスICには、マイクロコントローラ又はマイクロプロセッサをUSBインターフェイスに接続するために設計されたさまざまなデバイスがあります。USBインターフェイスICは、機器間のデータを管理する集積回路です。
USBインターフェイスICは、USBプロトコルを使用します。USBは、Universal Serial Bus (ユニバーサルシリアルバス)の略で、業界標準です。通信用途や電源用途など、 主にコンピュータで幅広く使用されています。
USBのプロトコルは 数種類あります。USBインターフェイスICが、使用したいプロトコルと互換性があることを確認することが重要です。たとえば USB 2.0、 USB 3.0、USB 3.1などがあります。また、特定のタイプのUSB (USB-AやUSB-Cなど)と互換性があるものもあります。
USBインターフェイスICは、標準的な半導体パッケージに収められています。これには、LQFP、 QFN、SSOPなどがあります。
USBトランシーバは、回路チップの一種で、 他のトランシーバからのデータを準備、送信、受信します。トランシーバは、トランスミッタとレシーバを組み合わせたデバイスです。この両者が共通の回路を共有し、1つのデバイスとして収容されています。「トランシーバ」は、送受信機能を搭載してデータをエンコード / デコードしたり、 エラーの発生場所を示したりするデバイスを意味します。
USBコントローラは、チップとUSB機器との通信を可能にするインターフェイスの一種です。HCI (ホストコントローラインターフェイス)と呼ばれることもあります。USBコントローラは、データ転送用のインターフェイスを提供します。