—— デジタルポテンショメーターの内部メモリーには次のような種類があります。
- 揮発性メモリー
- ワンタイム・プログラマブル
- マルチタイム・プログラマブル
- EEPROM
揮発性メモリーは電源を切った際に抵抗値が初期状態に戻るタイプの内部メモリーで、通電されているときだけデータの記録が可能です。給電がなくなると記録した内容は失われます。
ワンタイム・プログラマブルはパワーアップ位置を1回のみ設定できるタイプの不揮発性メモリです。1回しか記録できないものの低コストで使いやすいことが特徴。また、一度記録したパワーアップ位置は削除することもできません。
マルチタイム・プログラマブルはワンタイム・プログラマブルに対し、数10回分のワイパー設定保持が可能です。実際には、数10回分のワイパー設定保持が保証されているメモリーを搭載した内部メモリーのことで、ワンタイム・プログラマブルと同じく不揮発性です。
EEPROMは最大10万回までのデータ書き換えが可能なタイプ。読み取り専用の不揮発性メモリで記録されたデータは一般的に約10年で消失されますが、50年間にわたり保持できる性能の高さを誇る製品もあります。