ポテンショメーターの特性
用途や使用環境に適したポテンショメーターを選ぶことは重要です。
検討要素としては、設置場所、必要なサイズ、必要な接続タイプなどがあります。これらの特性がすべてデバイスの電気的パラメーターに影響を与えるわけではありませんが、それでも、ポットが簡単にアクセスでき、必要に応じて調整できるように、検討する必要があります。
もうひとつのポイントは、調整機構の種類です。機械式の場合、スライド式か回転式かを選択することになります。用途によっては、特定のタイプやデザインを採用することで、使い勝手が向上する場合もあります。
テーパー
テーパーの種類には、対数テーパーと直線テーパーの2種類があります。用途によって、必要なテーパーのタイプが決まります。
リニアテーパーを用いると、ワイパーと軌道の間の抵抗は一定の割合で変化します。ワイパーがトラックの半分まで滑ると、抵抗は全抵抗の半分になります。
逆に対数テーパーは抵抗値が一定の割合で変化せずは指数関数的に下がったり上がったりします。従って、ワイパーが軌道の半分をスライドしても、全体の半分の抵抗にはなりません。