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      • 発行日 2024年3月25日
      • 最終変更日 2024年4月5日
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    PCのメモリとは?RAMの役割や必要な容量を用途別に解説!

    PCにはいくつかの種類の記憶装置が使われています。ただし、PCのメモリとは一般的にRAMを指すことが多いです。今回の記事ではPCのメモリであるRAMについて分かりやすく解説します。

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    PCのメモリとは

    メモリとは記憶装置のことを言いますが、「PCのメモリ」と表現する場合には一般的にRAM(Random Access Memory)のことを指します。 

    この章ではPCのメモリであるRAMについて、他の記憶装置との違いに触れながら解説します。 

    RAMとは?

    RAMとは、Random Access Memoryの頭文字を取った言葉であり、“ラム”と呼称されます。 

    RAMはコンピュータ内部でデータやプログラムを一時的に格納するための記憶装置であり、コンピュータを実現するためになくてはならない重要な部品です。 

    RAMは高速にデータを読み書きできるメリットがある一方で、電源が切れるとデータの中身も消えてしまうメモリであるため、永久的に記憶できる記憶装置としては利用されません。 

    USBメモリやSSD/HDDとの違いは?

    PCの記憶装置として馴染み深いのは「USBメモリ」や「SSD/HDD」ではないでしょうか。 

    たしかに、これらの部品も記憶装置としての意味合いではPCのメモリと表現してもおかしくはないですが、RAMとは用途が異なります。 

    USBメモリはデータの転送や一時的なデータ保存に使われる外部ストレージです。USBメモリは電源が切れてもデータが保持されます。 

    USBメモリのデータ転送速度は遅くはありませんが、RAMの方がより高速に動作します。 

    次に、SSD/HDDとの違いです。SSD/HDDは大容量のデータを保存出来るうえ、電源が切れてもデータが失われることはありません。一方で、USBメモリと同じくRAMよりはデータ転送速度が遅いという特徴があります。

    RAMの役割とは?

    この章ではPCのメモリであるRAMの役割について解説します。

    データの一時的な保存

    RAMはデータの一時的な保存に用いられます。CPUと連携をとり、コンピュータが実行中のプログラムや作業中のデータを保存します。 

    データの読み書き速度が高速であるため、高頻度でCPUとデータのやりとりを行っても迅速に処理を進めることができるのです。 

    アプリケーションの効率的な実行 

    コンピュータは複数の処理をほぼ同時にリアルタイムで処理しています。この処理をスムーズに進めるためにはRAMが必須です。 

    例えば、処理Aを実行している最中に処理Bが割り込んできた際には、一時的にRAMに処理Aに関わるデータを保管します。そして、処理Bが終わった後に再度、処理Aに着手します。 

    このように、アプリケーションを効率的に実行するためにRAMが用いられています。 

    PCの動きが遅い時にはPCのメモリのせいかも

    PCの処理速度が遅い時には複数の原因が考えられますが、大きな要因の一つとしてPCのメモリであるRAMの影響が考えられます。 

    この章ではコンピュータにおけるRAMの重要性について解説します。

    PCをスムーズに動作させるにはRAMが重要

    PCのスムーズな動作には、RAMが大きく関わっています。コンピュータの脳みそであるCPUと緊密な連携を取るためにRAMが重要な意味を持つのです。 

    RAMの容量は人間世界での机の広さに例えられます。 

    どんなに賢い人が仕事を行っていたとしても、机が狭いとその分、一度に書籍やノートなどを広げられなくなるため効率が落ちます。 

    コンピュータの内部でも同じような現象が起こっているため、RAMがPCの動作に大きな影響を与えます。  

    PCのメモリ容量は大きいほど良い

    PCのメモリであるRAMの容量は、一般的には大きければ大きいほど、コンピュータのパフォーマンスが向上するとされています。 

    RAMの容量を増やすことで、同時に実行できるアプリケーションやタスクの数を増やすことができます。 

    動画編集などのタスクでは一時的に保存するデータ容量も大きくなるため、このようなシーンでも大容量のRAMが活躍します。 

    しかし、PCの要件によっては利用できるRAMの容量に上限が設けられている可能性もあるので、要件を満たしていることを前提において、RAMの容量は大きければ大きいほど良いと考えておきましょう。 

    PCのメモリは増設できることがある

    PCの種類にもよりますが、PCのメモリは増設できるケースがあります。 

    もしPCの動作速度が遅いと感じているのであれば、PCのメモリを増設することでその問題を解消できるかもしれません。 

    用途別!必要なPCのメモリの容量は?

    PCのメモリの容量は一般的に大きければ大きいほど良いのですが、その分、高価になります。 

    この章では用途別に必要なPCのメモリ容量について解説します。 

    【8GB】ネットサーフィンや文書作成など

    Webブラウザでインターネットを閲覧したり、文書作成ソフトで文書を書いたりする場合、PCのメモリは8GB程度で十分であることがほとんどです。 

    一般的な事務作業の場合は8GBのメモリで十分な性能を発揮できます。 

    ただし、複数の作業を同時進行する際はPCのメモリが不足する可能性もあります。 

    【16GB】プログラミングや画像処理など

    プログラミングや画像処理などのタスクを行う場合、PCのメモリは16GBほどあるとスムーズに動作します。 

    複雑なアルゴリズムを実行したり、高画質の画像を処理したりする際には大量のメモリを必要としますが、一般的な範囲では16GBで十分だと考えられます。 

    【32GB〜】動画編集や3Dゲーム、機械学習など

    動画編集や3Dゲームなどは、大量のメモリを必要とするタスクの最たる例です。 

    さらに、機械学習といった複雑なプログラムを実行する場合にも、大量のメモリが必要な場合があります。 

    PCの動作に支障をきたさないためには32GB、もしくはそれ以上ある方が望ましいでしょう。 

    まとめ

    この記事ではPCのメモリであるRAMについて解説してきました。 

    RAMとはコンピュータで利用される記憶装置の一種であり、高速なデータの読み書きができるものです。 

    PCを動かすうえでRAMはなくてはならないものであり、その容量は多ければ多いほど良いとされています。

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