電源は電子回路評価において不可欠なツールとして活用されています。
所望の電圧・電流の供給さえできれば良いといった感覚で選択・活用されるケースが少なくありませんが、近年の複雑化する電子機器回路の評価を想定した便利機能を備えたものが出現しています。
特に、1mA以下といった微小電流の測定に電源の測定機能で対応できることは、面倒な待機電流測定に効率的に対応できる他、不良部品の簡単チェックの指標としても利用でき、回路評価を大幅に効率化します。
また、活用にあたっては、配線による誤差などの落し穴を把握したうえでの運用も重要となります。
本レポートが電源の選択・活用のヒントになれば幸いです。
【取材協力:キーサイト・テクノロジー株式会社】
アジアパシフィック統括 マーケティング部門 マーケティング ブランド マネージャー 佐藤様(右)とソリューションエンジニアリング本部 テクニカルコンタクトセンター アプリケーションコンサルタント 岩崎様