Q. メカニカルリレーの長所・短所は?
A. 長所:構造が単純。大電流制御ができる。OFF時の絶縁が優れている。
短所:スイッチ素子が機械的であるためチャタリングやアークを発生する。形が大きい。切り替えが遅い。
用途:大容量制御。高周波信号伝達。
Q. 半導体リレーの長所・短所とは?
A. 長所:無接点のため、無音で半永久的。応答速度が速い。
短所:外部ノイズに弱い。負荷電流によってはヒートシンクを必要。
用途:スイッチングノイズを抑える用途。清音化を必要とする用途。
Q. SSRの “ライン電圧”に18~530Vと書いてありますが、18Vより低い電圧で使うとどうなりますか?
A. SSRの入力端子に印加し、正常に動作し得る電圧値なので動作保証は出来ません。トライアックを使用している商品は、大電流対応となっており、指定電圧より低い場合、動作が不安定になることがあります。商品によっては、0Vから使用できるものもあります。
Q. ソレノイド/プル型、5Wについて質問ですが、戻り側の動作トルクはどの位になるのでしょうか?
A. この商品は、動作方向にのみ可動致しますので、戻り側には別途設計が必要です。バネ等をお使い頂けますようご検討下さい。
Q. リレーやソレノイドを駆動する際、接点の保護用に、ダイオードの取り付けを検討しています。どの様なダイオードを付けたらよいですか?
A. リレー、ソレノイドイドのコイル部分の起電力を抑えるダイオードの選定としては、逆耐圧は使用電圧の4倍、電流値は負荷電流の10倍程でご選定頂ければと存じます。
Q. ロータリソレノイドについて質問ですが、本体の軸が45度、95度に回転する商品ですか。回転動作の場合、元の位置に戻りますか。
A. 45度、95度と軸が回転する商品です。電源を切断すれば、元の位置まで戻ります。戻り機構には、バネを使用しておりますが、別途組み込み等が必要な場合がございます。
Q. ソレノイドについて質問です。プッシュ型は、通電して軸が出た後、元の位置まで戻りますか?
A. 外部的にバネなどの力を加えないと戻りません。バネ付きタイプやラッチングタイプもありますので、ご検討ください。
Q. プル動作型ソレノイドのストローク-フォースについての質問ですが、特性に記載がある50%、CONTの意味を教えていただけないでしょうか?
A. CONTとはContinuousの略で、連続定格電圧での動作時を指します。また50%というのは50%デューティ比の動作電圧時のストローク対フォース特性の意味です。この商品の場合、デューティ比が小さいほど吸引力が大きくなります。なぜなら連続時はコイルの発熱に伴い、抵抗が大きくなって電流が徐々に減る為、吸引力が弱くなるからです。
Q. 高周波リレー(RS品番480-0084等)は3MHzの電波の周波数でも切り替え使用できますか
A. 対応可能周波数が2.6GHzまでOKなので使用可能です。
Q. VOL15 P581に記載のあるパワーリレーの中の「CR回路内蔵形」とは何かを教えて欲しい。
A. 接点で発生するノイズや、コイルのサージ電圧抑制のため、コイル印加電圧の立ち上がり時にCRで時定数を持たせてソフトにしたタイプです。
Q. ソレノイドを検討しております。RSのカタログに外部抵抗の数値が書いてありますが、これは何ですか?
A. トリガー(パルス電圧)を印加してソレノイドを左右どちらか一方に動作させた後、永久磁石の磁束を打ち消すため動作は反対のコイルを逆位相にします。そのためにコモンリード線(青)に直列にコイル抵抗とほぼ同じ値の外部抵抗を接続する必要がありますが、この値です。