—— コネクタとは信号接続をするための部品のことです。
家庭用の家電製品やスマートフォンから人工衛星など、ありとあらゆる電気関連機器の信号接続のために使用されているのがコネクタ。機器に外部からの信号を伝送するためにつなげる電子部品であり、導線を樹脂などのコネクタハウジングで絶縁した構造になっているのが一般的です。ただし用途にあわせて設計を細かく変更して開発されることから、数万種類もの種類があると言われています。電線を挿すための部品も挿されるための場所も、どちらもコネクタと呼ばれ、信号接続をするための部品であれば広義にコネクタと言えます。
—— コネクタがあれば施工せずに機器を接続できます。
コネクタがあればはんだ付けや圧着などの施工をしなくても、機器同士を接続できます。通常であれば機器同士の接続や切断には施工が必要で、施工による切断をすればまた接続のための処理が必要となります。しかしコネクタは脱着が簡単で、何度も脱着を繰り返すことも可能です。プロトタイプボードに接続するための基板対基板接続用コネクタも、電気製品同士をつなぐインターフェース用コネクタでも同様で、コネクタがあれば接続・切断のための施工は必要ありません。