単安定マルチバイブレータとは、一つのパルスを発生するマルチバイブレータです。マルチバイブレータは、スイッチングのオンオフでパルス信号を連続的に発生させる電子回路ICです。発振回路、タイマー、ラッチ回路、フリップフロップ回路など様々な2状態系を実装するのに使われます。
単安マルチバイブレータ回路は、抵抗とコンデンサで回路を構成し、コンデンサの充放電を使うことで2つのトランジスタの切り替えを行っています。2つのトランジスタを抵抗とコンデンサでたすきがけ形に接続することを特徴とします。
単安マルチバイブレータは、回路の構成によって非安定マルチバイブレータ、単安定マルチバイブレータ、双安定マルチバイブレータの三種類に分類することができます。
電子機器のタイマやパルス検出器など一定時間だけ信号を発するような用途で広く使用されます。また、チャタリング対策にもよく使われます。