マルチプレクサを作る際には、まず必要な入力ラインの数を決定します。2nの形で表されることが一般的です(nは選択ラインの数)。例えば、4つの入力ラインが必要な場合、2つの選択ラインが必要となります。
ここでは、マルチプレクサの作り方について詳しく解説します。
2入力のマルチプレクサ
まず、必要な部品は2つの入力信号、1つの選択信号、それらを制御するためのANDゲートとORゲートです。まず、2つの入力信号をそれぞれANDゲートに接続します。
次に、選択信号を逆相器を通して、一方のANDゲートに接続します。一方のANDゲートには選択信号そのものを、他方のANDゲートには逆相した選択信号を接続します。これにより、選択信号の値によって、どちらの入力信号が出力されるかが変わります。
最後に、両方のANDゲートの出力をORゲートに接続します。これにより、どちらかの入力信号が選択され、一つの出力信号として出力されます。
4入力のマルチプレクサ
4入力のマルチプレクサの作り方は、以下のステップで進めます。まず、4つのANDゲートと1つのORゲートを用意します。次に、各ANDゲートの入力端子に4つのデータ入力ラインを接続し、その他の入力端子には選択ラインの組み合わせを接続します。
この時、選択ラインの状態により、各ANDゲートが特定のデータ入力ラインを選択できるようにします。最後に、各ANDゲートの出力をORゲートの入力に接続します。
これで、選択ラインの組み合わせにより、特定のデータ入力ラインのデータが出力されるマルチプレクサが完成します。