電線対基板用コネクタの選び方
—— 電線対基板用コネクタは、仕様を確認して選ぶことが大切です。
電線対基板用コネクタ選びで確認しておきたい仕様は次のようになります。
電線対基板用コネクタ選びで確認したい仕様
- 接続する対象への適合
- 接続する角度への適合
- FPCの厚みの適合
- ピッチの距離
- 接点の上下
- 電極の数
- 表面処理の統一性
- ロック構造の種類
- 電流・電圧の仕様
まずは接続する対象物や接続したい角度に適合しているか、FPCの厚みは適当であるかなど、基本的な仕様を確認します。
基本的な仕様を間違って選んでしまうと、電線対基板用コネクタを接続できない事態に陥ってしまうので、最初に必ず確認し、間違えないように選びましょう。
そして、ピッチの距離や接点の上下は設計に関わるポイント。
表面処理はコネクタとFPCで同じ材質を使用している製品のほうが、腐食が少なく耐久性がアップします。
ロック構造の種類については、FPCとコネクタの固定に関する項目ですが、挿入の容易さと作業工程の多さは反比例している傾向にあるので、どちらを優先したいか使い勝手の良いほうを選んでください。
もちろん、電気に関係する部品なので電流・電圧などの仕様を確認することも基本的なポイントですが、電線対基板用コネクタを選ぶ際にはその他の仕様もしっかりと確認して、用途や目的に対して最適と思われる製品を選びましょう。