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無料で広域通信! ラズパイ用LoRa/GPS HAT(技適認証済み)をリリース

半径10キロ超のIoT通信を可能に。LoRaWAN基地局にも

日本, 2019年3月7日:

日本、2019年3月 7日 – 電子部品オンライン商社のアールエスコンポーネンツ株式会社(日本法人本社:神奈川県横浜市、代表取締役:横田 親弘)は、IoT用LPWA通信として注目されているLoRa無線方式長距離通信を可能にするラズベリーパイ用拡張ボード LoRa/GPS HATをリリースしました。
本商品はIoT向けオープンハードウェアモジュールを開発する中国深センのDragino(ドラギノ)社の拡張基板をベースに、国内の株式会社オープンウェーブが無線局免許不要サブギガヘルツ帯への調整、および特定無線設備の技術基準(いわゆる技適)に適合させた日本独自仕様のモジュール製品です。シングルボードコンピュータのラズベリーパイに搭載することでGPSによる位置情報データを取得し、それを広域通信方式であるLoRa無線で無線局免許不要で送信することができます。
IoT向けの無線通信としてはWiFiやBluetoothが採用される傾向にありますが、数キロにおよぶ広域離通信では適しません。また、4G/5Gといったセルラー通信にした場合、消費電力や運用コストが導入の妨げとなっています。そこで低消費で広域通信が行える”Low Power, Wide Area(LPWA)”通信としてLoRa無線やその上に構築されたネットワークLoRaWANが注目されています。
このLoRa/GPS HATは、ラズパイでLPWA通信を実現するための拡張モジュールです。無線局免許が不要なサブギガヘルツ帯を使ってLoRa通信が可能です。GPSセンサーも搭載しており、山間部や農地等の設定場所のセンシングデータを位置情報も添えて収集が可能です。
さらに世界最大のIoT向けLoRaWANサービス The Things Network(ザ シングス ネットワーク)を活用することで、通信費負担なく複数のノードを繋いだLoRaWANネットワークを構築でき、Microsoft Azure™や AWS(Amazon Web Service)™ といったクラウド環境でのビッグデータ処理を実現します。
本商品はIoT開発における電子設計とIT設計の間を繋ぐソリューションです。電子技術者はラズパイとセンサーを組み合わせたノードを開発し本商品通じてクラウドにアップリンクします。ITエンジニアは収集されたデータをクラウド環境でシステムに組込みます。このように開発分担が明確になりIoTシステム開発の効率化が可能となります。 大学や企業の研究開発、自治体による防災システム、人数カウンタ、農業IoT、産業系IoTシステムのデモやプロトタイプ作成で威力を発揮します。
LoRa/GPS HATは、アールエスコンポーネンツ株式会社が運営するRSオンライン(https://jp.rs-online.com)を通じて販売されています。

■ LoRa/GPS HATの購入情報
注文品番: 187-5121   ¥9,600(税抜)
※上記製品はhttps://jp.rs-online.com/web/p/radio-frequency-development-kits/1875121/
でご紹介しています。



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