電気配線の色コードについて
電線の色の違いは何を意味するのでしょうか。弊社の電線色ガイドでご確認ください。
配線の色コード
配線の色コードの変更は、固定電気ケーブル及び主電源ケーブル(新ケーブルの導入に続く)がフレキシブルケーブルと同じ色の電線となることを意味します。ニュートラル線とも呼ばれる白色の電線は、機器から電気を逃がす機能を持ちます。ライブ線とも呼ばれる黒または赤の電線は、機器に電気を伝達します。これらの電線の組み合わせを回路と呼びます。プロパティの一部は旧式の配線となっている場合がありますので、正常に動作していることを確認するために電気技師による定期的な確認が必要になります。交換の必要については、電線の安全性に完全に依存します。
緑色と黄色の電線は接地線(アース線)とも呼ばれ、重要な安全機能があります。プロパティの周りを伝達される電気は、最も抵抗が小さい経路を通って地面に落ちていきます。ライブ線またはニュートラル線の損傷は、地面までの経路として人間の体を電気が通る可能性があり、感電のリスクを高めます。しかし、これは電気機器を効果的に設置する緑色と黄色の接地線によって防ぐことができます。
回路および/または固定ケーブル、混色電線の取付を示す警告表示があるはずです。この警告は、ヒューズ盤または消費者ユニットで明確に提示されている必要があります。
単相3線式
単相3線式は3本の電線を使用しています。中性線には白色、中性線の上下にある電線には黒色と赤色を使用します。
中性線(白)は、柱上変圧器の二次側の中点に接続されており、アース線(緑)を介して、電柱の近くで接地されています。
ビルなど電柱ではない場所に変圧器が設置されている場合には、コンクリートの鉄筋などに接続します(鉄筋を大地とみなします)。
中性線(白)と上下にある電線(黒または赤)を利用すると100Vの電圧が取れます。また、中性線は利用せず電線(黒)と電線(赤)を利用すると200Vの電圧を取れます。
このように、単相3線式では接続方法によって100Vと200Vの2つ電圧を取ることができます。
これらの電線はコンセントに接続されています。コンセントのニュートラル(N:Neutral)、ライブ(L:Live)、アース(E:Earth)には以下の電線が接続されています。
単相2線式
単相2線式は2本の電線を使用しています。中性線には白色、もう片方の電線には黒色を使用します。電線(白)と電線(黒)の間の電圧(線間電圧)は100Vとなります。
三相における電線の色分け
三相3線式は3つの電気配線色で、三相4線式は4つの電気配線色で区別されています。三相3線式では接地側が白もしくは青となり、非接地側が赤・青もしくは黒です。三相4線式では接地側が白もしくは青となり、非接地側が赤・黒・青の3色となります。
公共建築工事標準仕様書では三相の電気配線色は赤・白・青ですが、東京電力では黒・赤・白となるなど基準が異なる場合があるため注意が必要です。
ただし、黒が接地側であることはありません。
以上のように、三相における電線の色分けは、接地側は白もしくは青と変わりませんが、非接地側は3線式か4線式かにより色が変わります。
三相3線式
三相3選式では3本の電線を使用します。電線のうち2本は100Vの電源となり、1本は200Vの電源です。三相3線式では交流電源100Vが2つ設置され、100Vの電源1つに負荷が接続されると100Vを使え、100Vの電源2つに負荷が接続されると200Vが使用可能となります。
近年では200Vで作動する電気製品が増えていることから、昨今では家庭用の電源において多くの場合で使用されています。つまり三相3線式とは、電線3本と100V電源2つを用いて、100Vと200Vの電源を供給する配電方式です。
弱電系の場合
弱電系(回路の出力部など)に使用する電線の色には特にルールはありませんが、暗黙のルールみたいなものが存在し、一般的には赤色はプラス、黒色はマイナスとなります。
また、白色は対応する色の組み合わせによって、同じ色でもプラスになったりマイナスになったりします。
例えば、赤と白の電線を使用する場合、赤はプラス、白はマイナスとなります。しかし、白と黒の電線を使用する場合、白はプラス、黒はマイナスとなり、このように、
同じ白色でもプラスになったりマイナスになったりします。白色は黒色と一緒に使うときのみプラスになります。
黒・赤・黒以外の色では、寒色系はマイナス、暖色系はプラスとなります。例えば、青や緑の電線は寒色系なのでマイナス、黄や橙の電線は暖色系なのでプラスとして使用します。
赤色 = ライブ
前述したとおり、赤色の電線は電力を機器に伝達する役割をになっています。赤色の電線が活きた状態で接地線が接続されていない場合、感電する恐れがあります。配線作業に入る前に、ライブ電線が接続されていないことを確認する必要があります。
白色 = ニュートラル
ニュートラル線は白色になります。ニュートラル線は電気を機器から退避させ、過負荷を防ぎます。回路接続の終端に配置され、電気がライブ線と接地線から溢れた場合に電気が流れます。青色の電線に触れて感電するリスクは極めて低いです。白色の電線に触れて感電するリスクは極めて低いです。しかしながら、電線が高温になっている可能性がありますので注意が必要です。
緑色と黄色 = 接地(アース)
1977年にIEE規定が適用されるまで接地線(アース線)の色は緑でした。しかし、現在はIEC規定に則り、接地線の色は黄色と緑色のストライプとなっています。電気機器の筐体を接地する重要セーフティ機能があります。これはつまり、ライブ電線の電流が直接筐体に伝達されないことを意味します。接地線に触れることで感電する恐れは極めて低いですが、注意を払う必要があります。