LEDチューブライト購入ガイド

LEDチューブライトのメリットとは?他の照明器具と比較しながらご紹介します。

LED Tube Lights Banner

LEDチューブライトとは?

LEDチューブライトは、現在最も普及している汎用性の高い照明器具です。多様な大きさの部屋やディスプレイで使われており、モダンでクリーンな室内照明が欲しい場所に特に適しています。

大型LEDチューブライトは、様々なタイプの広い空間や開放的な空間に、明るく均一な照明を提供するために使用されます。例えば、商業施設のディスプレイ、作業場や実験室、キッチン、廊下、玄関、工場の床、体育館、駐車場、その他の共同スペース、多目的スペース、交通量の多い場所などが挙げられます。

また、小型のLEDチューブライトは、キャビネットやキッチンカウンター、その他のビルトイン家具や自立型家具の下に設置するアクセント照明、各種標識、その他重要なディスプレイエリアでも、非常に人気の高い製品です。

現在、多くの家庭や事業所、公共施設では、従来の蛍光灯やコンパクト型蛍光ランプを使用した照明から、LED照明への切り替えが進んでいます。これには大きな理由がいくつかありますが、中でもLEDランプは蛍光灯に比べてランニングコストが低く、寿命も長いという点が魅力です。ランプの寿命が尽きるまでの間、効率が大幅に改善されるのです。つまり、LEDに切り替えることで環境への負荷が大幅に軽減されるだけでなく、長期的に見てもはるかに優れた価値が期待できます。

この記事では、オンラインで購入できる各種LEDチューブライトについて詳しく解説し、取り付け方法についても簡単に説明します。また、LEDチューブを他の一般的なチューブライトやストリップライトと比較し、それぞれのメリットとデメリットを比較します。

T8とT5

LEDチューブライトは、様々な呼称によって分類されます。その中でも最も一般的なものは、チューブの長さ(帝国単位またはメートル法のいずれかで記載)と、バルブまたはランプのサイズです。ランプサイズは通常、T5、T8、T12などの一般的な標準サイズの「T」で表されます。

T5、T8、T12の違いは、Tの数値が大きいほど、ランプの直径が太くなるということです。Tは1インチの1/8に相当し、Tの後の数字は電球の幅が8分の1インチの何倍かを示しています。これを利用して、各種LEDチューブライトの直径を計算することができます。したがって、T8の直径(1インチ、=25.4mm)は、T5の直径(5/8インチ、=15.9mm)よりも直径が大きくなりますが、T12の直径(1.5インチ、=38.1mm)ほどの幅はありません。

一般的な蛍光灯では、直径が小さいほど効率が良いことがほとんどです。T5はT8よりも少ない消費電力で同じ光量を得ることができ、T12はT5よりも約45%高い消費電力で同じ光量を得ることができます。最新のLED電球は全体的に電力効率が高いため、このような割合にはなりません。しかし、基本的には、電球の直径とエネルギー使用量の比率は、ランプのサイズに比例するという点では同じです。

また、電球のサイズが異なると、ランプベースやソケットも異なる場合があることも注意してください。T8とT12は標準でバイピンG13ベースに取り付けられ、T5は通常バイピンG5ソケットに取り付けられます。簡単に言えば、これは基本的に、標準的な電球のキャップ形式とサイズに相当するチューブライトです。

LED Tube Light

T5 LEDチューブライト

LED Tube Lights

T8 LEDチューブライト

LEDチューブライトの選び方

目的や用途にあったLEDチューブライトを選ぶためには、次のようなポイントを押さえておきましょう。

防水性

LEDチューブライトを選ぶ際には、故障を防ぐために防水性を確認してください。チューブライトは防水性が高いので、屋外使用に適していますが、故障原因の大半は水濡れと言われています。屋外使用を前提としているなら、防水性能の高い製品を選ぶことが大切です。

発光量

製品選びの際には発光量も確認しておきたいところです。LEDチューブライトの配列には横向きと縦向きがありますが、縦向きのほうが光の拡散率が高いため、より明るく感じられるでしょう。同じ発光量でもライトの配列により照度は変わるため、実際の発光量を確認してから購入してください。

保証内容・保証期間

製品を購入する際には、メーカーによる保証内容や保証期間も欠かせないチェックポイントです。ほとんどの場合が3ヶ月間~6ヶ月間の不具合に対する保証となりますが、まれに2年間の長期保証をつけているメーカーもあります。

チューブタイプのLEDライトは、照明器具の中でも少々価格が高めな傾向があるので、保証内容とともに保証期間もチェックし、万が一の不具合に備えましょう。

LEDチューブライトの取り付け

LEDチューブライトの取り付けは、新しい照明器具でも、既存の照明器具を利用した古い蛍光灯の後付けでも簡単に行うことができます。

多くの人が、最新かつ効率的な技術への移行を進めています。そのため、既存の蛍光灯器具に新しいLED電球を取り付けることもよくあります。LED対応の最新器具へのLEDチューブライト取り付け方法は非常に簡単なので、この記事では、後付け作業のみを説明します。

既存の蛍光灯ストリップライト器具にLEDチューブライトを後付けする方法は、厳密には設置済みの器具の種類によって若干異なります。主な違いは、既存の照明器具の年数です。古いタイプの器具には、従来の磁気バラストとスターターの両方が搭載されていることが多い一方、少し新しい器具には電子バラストだけが搭載されていることもあります。

いずれにしても、最新のLEDランプにはバラストが必要ありません。従来の製品では、スターターが蛍光管内の不活性ガスにアーク放電を起こして点灯させた後、蛍光管が点灯している間、蛍光管に流れる電流を調整するのがバラストの役目でした。LEDチューブは、連続した能動的な電力調整を必要としないため、スターター部品を完全にバイパスすることができます。

LEDチューブの後付けでは、ほとんどの場合、ユーザー自身がこのバラストバイパス工事を行う必要があります。バラストをそのままにしておくと、LEDの音鳴りやちらつきなどの悪影響が出ることがあるからです。ただしこの工事は複雑ではなく、一般的にも後付け時に推奨されています。さらに、バラストを完全にバイパスすることで、回路から無駄な電力消費の可能性を排除し、LED照明を最適な効率で稼働させることができます。

後付けの手順

後付けを行うための基本的な手順は以下の通りです。

用意するもの

用意するものは、ワイヤーストリッパー,、マイナスとプラス両方のドライバー、そして圧着式または押し込み式のワイヤースプライサーがあれば理想的です。また、作業中の機器の電源を切った後に作業用ライトが必要になる場合は、作業用ライトも忘れずに用意してください。

作業手順

  1. ブレーカーを使って電源または主回路から器具を完全に切り離します。
  2. 古い蛍光管を慎重に取り外します。
  3. カバーパネルを外し、照明器具の配線を露出させます。
  4. 電子バラストが付いている照明器具の場合、電子バラストの配線を切断し(バラスト本体の近くで切断)、照明器具のハウジングから電子バラストのネジを外すか、または取り外します。
  5. スターターと磁気バラストを備えた古い器具では、スターターを取り外す必要があります。必ずしも磁気バラストを取り外す必要はありませんが、いずれは劣化するうえ、装置内のスペースを奪うことになるため、一般的には取り外しをおすすめします。
  6. 以前、蛍光灯スターターを使用していた器具に後付けする場合は、新しくLEDスターターを取り付ける必要があります。
  7. 先ほど切断したワイヤーを再接続し、器具内の電気回路を再構成します。新しい配線を適切に絶縁し、しっかりと接続します。
  8. ハウジング/ソケットに適したサイズの新しいLEDランプを取り付けます。その際、一方がライブ接続で、もう一方がニュートラル接続であることに注意してください。器具内の配線はこの構成に合わせる必要があり、そうしないとランプを介してショートしてしまいます。
  9. 器具に電源を再接続し、テストのためにオンにします。

安全は最重要事項です。電気器具の安全な取り扱いに不安がある場合は、有資格者に作業を依頼することをおすすめします。

LEDチューブライトと蛍光チューブライトの比較

LEDチューブライトについてまず知りたいことは、旧式の蛍光灯と比較して、性能や節約の面でどうなのかということでしょう。

簡単に言ってしまえば、LEDは蛍光灯に比べ、耐用年数全体にわたる総合的な効率性がはるかに優れています。LEDと蛍光灯を直接比較した場合、新型のLEDは旧型の蛍光灯よりもはるかに長持ちし、はるかに低いエネルギー消費量で明るい光を発することができます。

しかし、この2つの電球の性能や違いについて、よく聞かれる具体的な質問についても、少し詳しく見てみましょう。次の章では、この2つを簡単に比較できる表をご紹介します。

LEDと蛍光灯はどちらがより明るい?

LEDと蛍光灯の明るさを比較すると、どちらも、(使用する管や継手の仕様にもよりますが)非常に明るくクリーンな光をある程度広い範囲に照射することができます。しかし重要な違いは、LEDは蛍光灯よりもはるかに低いワット数で同じレベルの明るさを生み出すことができるということです。

同等のLEDランプとCFLランプの単体での明るさ(ルーメン)は同じでも、LEDの方がはるかに少ないエネルギー消費量、発熱量、日々のランニングコストでこの明るさを実現していることになります。下の比較表では、同じ面積を同じ明るさで照らすために設計された蛍光灯とLEDランプのルーメン/ワット数の目安が示されています。

LED照明と蛍光灯照明のコストについて

LEDと蛍光灯のコストを比較する場合、2つの重要なポイントがあります。まず、一般的にLEDの方が初期費用が若干高いと言われています。しかし、LEDがより一般的になるにつれ、初期費用の差は急速に縮まってきています。

費用や予算を考える上でより重要なのは、LEDチューブが、寿命全体において効率的で費用対効果が高いという事実です。蛍光灯と同じ光量をより低いワット数で得られるため、LEDはエネルギーコストを大幅に削減することができます。さらに、消費電力が低いということは、熱量が少なく、劣化の速度が遅いということでもあります。つまり、LEDチューブライトは、同等の性能を持つCFLランプの3〜5倍の寿命が期待できるのです。

LEDランプのコストが蛍光灯の5倍になることはまずありませんので、最初は若干高いものの、すぐにLEDランプの方がコスト効率が良くなります。平均的な試算では、標準的な使用で2年以内には実際にお得になることが多いようです。

LEDのその他の優位点

  • LED電球は、エネルギー使用量と製造材料・工程の両面で、より環境に優しいことが知られています。これは廃棄時にも当てはまります(LEDランプには水銀が含まれていません)。
  • LED電球は、より指向性が高い製品です。効率が良い理由の一つは、360度の範囲で光を反射しないことです。天井や壁に設置した場合、光の半分を無駄にせずに済みます。
  • LEDは適切な設定をすれば簡単に調光できるのですが、蛍光灯は通常、点灯するかしないかのどちらかです。
  • LEDチューブは、クールまたは「昼光色」モデルからウォームホワイトまで、さまざまな色温度で販売されています。
  • LEDチューブは、薄いガラスではなく頑丈なプラスチックで作られているため、蛍光灯に比べてはるかに壊れにくい製品です。

LEDと蛍光灯の比較表

以下のLEDと蛍光灯の比較表では、旧来のCFL規格と比較した場合のLEDチューブライトの等価値や強みを確認できます。

ワット数換算表

ルーメン出力 LED 蛍光灯
400-500 6-7W 8-12W
650-850 7-10W 13-18W
1000-1400 12-13W 18-22W
1450-1700+ 14-20W 23-30W
2700+ 25-28W 30-55W

LEDチューブライトの人気ブランド

人気の高いLEDチューブライトのブランドをご紹介します。

Sylvania LED Tube Light

Sylvania製LEDチューブライト