波形の解析方法は?

自動測定や内蔵の解析機能により、時間を節約できるだけでなく、作業が簡単になります。ほとんどのディジタル・オシロスコープには、アナログ・オシロスコープにはない測定機能や解析オプションが用意されています。

演算機能には、加算、減算、乗算、除算、積分、微分があります。統計測定(最小、最大、平均)により、測定の不確かさが明確になり、ノイズ/タイミング・マージンの特性を評価することも可能になります。さらに、FFT機能も多くのディジタル・オシロスコープに内蔵されています。

波形解析用に、メーカは、従来より優れた柔軟性を備えたミッドレンジおよびハイパフォーマンスのオシロスコープを提供しています。また、一部のメーカでは、複雑な測定をカスタマイズしたり、演算機能や後処理機能をユーザ・インタフェースから直接実行することができるソフトウェア・パッケージを用意しています。例えば、C++やVisual Basicなどの言語で測定ルーチンを書いて、オシロスコープのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)のメニューから実行することも可能です。この機能を使用すれば、外部PCへのデータ転送が不要になり、時間を大幅に節約することができます。

図6:アナログ/RFデザイナにとって、オシロスコープの高度な演算機能やFFT機能は重要な機能です。

図7:多くのディジタル・デザイナは、ヒストグラムなどの測定機能を使って、シグナル・インテグリティを評価しています。

図8:KeysightのMy Infiniiumアプリケーション・カスタマイズ・パッケージなどのソフトウェアを使えば、さらに高度な波形解析を実行できます。My Infiniiumによって、エンジニアは、フロント・パネルやグラフィカル・ユーザ・インタフェースからカスタマイズしたアプリケーションを直接起動できます。

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